コルクのグリップをなんとかする



 グリップを作る時、コルクリングを良く使います。このコルクリングって 最高級グレードなる製品は、比較的簡単に手に入ります。しかし、もっとリーズナブルな 「普及品」とか「中級品」がラインナップにあると都合がよいの ですが、見たことさえありません。お値段の点ではできあいのグリップをつけても 良いのでしょうが、あいつの穴径をブランクに合わせてやるのは結構大変です。 それにできあいを使った場合、アマチュアの身分では、新しい試みを施したロッドがうまいこと行ってしまった 時は、できあいグリップ病であるぶかぶか感がいつくるかと不安な日々を 送ることになるでしょう。もっとも、挑戦ははかなく散ることのほうがはるかに多いので それこそ経済的窮地に追い込まれるのであります。


円柱状のコルク
円柱状のコルクがあれば何とかなるということで、探して見ました。
サーチエンジンで、コルクと検索するとやたらと出てくるのはワインの栓の話。 そうです、栓にはコルク製のものがあるのです。
コルク栓 そういったわけで、入手したコルク栓です。本来なら、フラスコや試験管の口を閉じる ためのものです。そのため、さまざまな大きさがそろっており。このサイズで、 1個50円くらいの値段です。
コルクリングと比較すると、厚みが2倍くらいあります。しかし、グリップ用の材料と しては、大きな相違点があります。本家コルクリングの目は、ロッドにしたときにロッドの 長手方向に走っているのに対し、コルク栓のそれは、垂直方向に走っています。 このため、グリップになったときにだいぶ印象が違ってくるのです。
グリップ遠景 これは、グリップ先端から、本家コルクリング2個、あとはコルク栓とコルクリングが交互に ついています。
ちょっと離れて見るとこんな感じです。写真は、成形したばかりですから、まだ汚れが 着くとどうなるかは、全くの未知数です。
拡大 拡大するとこんな感じになります。いかがでしょう。

Koba's Factory