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○角材に加工する 今回は、ピラーとロウ付けする予定なので、相性も考慮しまして洋白を材料にします。しかし、 こいつの角棒は在庫にありませんので、丸棒から削り出すことにしました。 とはいえ、次の工程で角棒のほうが有利なので、面を出して中途半端な角材にしておきます。 本来なら、4ツ爪チャックでくわえてやったほうが圧倒的に楽なのですが、3ツ爪チャックで作ると 宣言してしまいましたから、このようにくわえます。あまりお勧めできない方法なので、くれぐれも 注意してください。 |
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○溝を切る 上で作った角材の一辺に、半円形の溝を切っていきます。15mmの丸棒に、剣に研いだバイトを入れて、 「据えくり」していきます。 ワークと据えくりバイトの位置関係には注意が必要です。一度セットした ら、せっかくですから、いくつかまとめて作ってしまうと、良いと思います。リールを一つだけ作りたい だけでも、フットが余分にあると、ロッドビルディングには重宝しますよ。 今回は、このようにして行いましたが、バイスの精度があまり良くないので、きちんと 加工できなかった場合のことも考えて、後から外形を整えられるよう、ワークは大きめにしておきます。 なお、寸法ですが、18mmのRで切っています。 |
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据えくりしている様子です。据えくりバイトの丸棒を15mmにしました。現在は洋白ですから、
切り粉の排出が良いので問題はないですが、アルミでは、この程度がぎりぎりではないかと感じています。 |
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○溝が切れたワーク 溝が切り終わりました。バイスの固定がやや甘いかな?と、ちょっと心配で少しずつの切削になりましたので、 ちょっと時間がかかりました。 それでも、なかなかきれいに仕上がりました。 フットは、溝さえ切れれば、これ以降の加工は、比較的容易だと思います。 ワークにへそが残っている意味が解るかたなら、簡単にできるでしょう。 |