![]() |
次にブースです。ご覧の通りただの箱です。左上:上から、左下:正面から、右:横からみた図です。 気密性はラフでも問題ありませんが、運転時に、ダクト取り付け口の隙間から空気が吹き出すようにしなければなりません。つまり、全ての隙間から空気が出てくるようにする事が、この装置の「肝」なのです。それさえ守られていて、気温に耐えられる素材であれば、何でも良いと思います。この原理は、クリーンベンチと同じで、フィルターがしっかりしていれば菌だって入れません。(一般的にわかりにくい例えですねえ) ちなみに私の作ったブースの材質は合板で、そのまま縦に切断したので1800mmの全長があります。 隙間から空気が吹き出している限り、このブース内にホコリは侵入しません。しかし、ふとん乾燥機接続に際し、一つだけ注意しなければならないことがあります。特に箱の上と下の部分につなぎますと、いわゆるベンチュリー管のような効果が出て、ダクトとブースの隙間から外気を吸い込んでしまうことがあります。これを手っ取り早く防ぐには、排気口をある程度絞ってやるだけで大丈夫です。 これを応用して、clarisさんのように、Maxさんとこのドレンディップのシステムと組み合わせることも可能ですし、むしろその組み合わせのほうがおもしろいと思います。 もちろん、気密性を高くして排気口から屋外に排気してやれば臭いも出ませんね。でも空気を換気扇などで引くと、きっとホコリが入りますからやめておいたほうが良いと思いますよ。 |
実際にこれを使って乾燥させる方法ですが、じつに簡単です。右がそのイメージになります。 まず、ウレタンなどの塗料の場合は、温風を使いません。ただの風を送ってやるだけです。どうしても温風が送りたい人は、少し離して電気ストーブでも置いて、その温風を吸い込ませるくらいにしてみて下さい。気温が20度くらいあれば、速乾ウレタンなら2時間くらいでさわれるくらいにはなります。 さて次に、エポキシの熱処理では、温風を使ってやります。モノによって、熱処理の温度が違いますが、おおむね60度くらいに温度をあがるように排気を調整しておいてやると最大公約数になると思います。 いずれの使い方でも、タイマーが付いていますから勝手に止まってくれるというのがたいへん便利でして、また、なんらかのトラブルがあっ て、異常な高温になった場合も自動停止してくれます。(機種によると思いますが・・) |
![]() |