旋盤 DE 無茶 その1(副題:木を切ろう)


 なんといっても、私は木工が苦手だ。特にノコギリというやつが苦手なのです。 あのノコギリを使うと、なぜか切断面が斜めになってしまいます。
性格がひねくれているからなのか、背骨が曲がっているのか、切り口がよく曲がります。 リールシートフィラーに穴を開けるときに、切り口が曲がっていると穴が良く曲がるので、 できれば端面が直角になっているほうが良いのです。

 ノコギリはなぜ曲がるのか考えてみましたが、「修行が足りない」のが大きな要因ではないか との指摘があると思います。修行が足りないとなぜ曲がるのでしょう?きっと、前後に一直線上を ノコギリが進んでないからです。
それならばノコギリを動かさなければいいんだと思い、旋盤で回して切ってしまうことにしました。

切断の様子
拡大図
まず、ノコギリを垂直にセットします。刃物台をはずし、テーパー削りアタッチを旋回させて、ノコギリ をクランプで固定します。垂直に固定するために、横送り台にスコヤを当ててセットします。
角材ほうは、中心にキリでちょっと穴を開けます。このときドリルで開けないほうが良いと思います。 なぜなら、センターを押しつけることで充分固定できますし、貴重な材料の場合は、いたずらに傷を付ける ことになるからです。
 チャックにくわえても仕方がないので、両センターで振り回します。最後まで切ると危険ですから、 途中でやめてあとは手ノコで切り落とします。
写真は、トラ目のカエデの角材(長さ30cm)を切断しているところです。


あぶないです。注意しましょう。


Koba's factory