火入れとは



火入れというやつは、いったいなんなのかさっぱり解りません。
いったい竹がどうなればいいのでしょう。どなたか解る方がいらっしゃいましたら、 是非教えてください。

 とはいえ、火入れの完了をどうやって判断するのか結論を出さなければいけません。せっかくオーブンもできた ことだし・・・。
うかつにも火入れ時の竹の内部温度上昇をシミュレートしてしまったために、気温と時間でやるのは、どうも疑わしい。だって竹の水分量が違ったら、竹の受ける 熱の状態は違うのですから。
となると、なにを基準にしたらいいのか・・・さっぱり解らなくなってしまいました。

そんなときです。私のオーブンの蒸気抜きのパイプから出る湯気をぼーと見つめていたら、だんだん 蒸気が少なくなって、そのうちに湯気ではなく、煙になってきました。あわてて竹を出してみると、 竹はけっこう色がついた状態でしたが、使えないことはなさそうです。

ん?まてよ。 私の頭の中で、ある光景が浮かびました。炭釜です。炭を焼くときは、釜のなかを 煙で判断するといいます。(私の家の近所では、炭釜は珍しいものではない)
「この煙で判断できないかな?」そう思ったのです。そう思うと、いてもたってもいられません。 曲がり直しもそこそこに、荒削りをし165度のオーブンにつっこんでみました。
まず、白い湯気です。そして湯気が少なくなりました。20分経過したころに煙っぽくなってきましたので、 すかさず取り出してみます。
するとどうでしょう。淡く着色したスプリットがそこにあります。重量も充分減っています。ちょっと 小躍りしてしまいました。
これを極めればきっと、火入れの判断ができるのではないでしょうか?
でも、個人差ははげしいでしょうね。
どんどんデータからはなれていくみたいです。



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