リールを作る その1
はじめに
MoriyaさんのHPを見て、すっかり感化された私は、フライリールを作ることにいたしました。そんなわけで、志を同じくするClarisさんと知恵を出し合いながらの制作となります。はたして、どうなることやら。
今回の、リール作成には、なるべくチャックの交換をしないでも作成可能な方法をとりました。アル意味、ロッド作りのために、旋盤を買ってしまった「あなた」に出血大サービスです。(笑)
なお、今回私が作成したリールは、あくまでも個人レベルの作成方法を記したものであり、作成メーカーの営業を妨害するものではないことを宣言いたします。
行程
○ どんなリールを作ろうか?
ひとます、デザインを決めないことにはどうにもなりません。しかし、私にはそういったことを考える能力が欠落しておりますので、やっぱり見本が必要です。
とりあえず、今までの私のリール遍歴からして、インナースプールのものになることは、間違いないのですが、まとまらないのでお見本を探します。ショップに行って、リールを眺めること数分で、ある考えが浮かびます。自分で作るのですから、どうせなら自分で買えそうもないリールの「なんちゃって」を作ったらいいのです。私の物欲を満たして、かつ、創作意欲をそそられるものということで、クラシカルな両軸のタイプが頭にうかびます。考えてみると、この手のリールは、一つくらいあってもいいなと思いつつ、全く購買意欲がわかないモノでありました。そんなわけで、この手のリールを作ることにします。そんで、お見本はMoriyaさんが作っているということもあり、ビルバランのmodel 44にすることにしました。がしかし、そのリールを作った職人さんに敬意を表して、なんちゃっては、なんちゃってらしく、3m以上離れてそれらしく見えるように、また、寸法は、コピーしないようにします。
こんなふうに言うと、もっともらしいですが、私は、この作るべきリールをしみじみと眺めたわけではないので、大部分は想像でつくるんですけどね。
実際、このリールを作ることを考えると、単純に丸く削っただけでは、作れそうもありません。逆をいえば、こいつをやっつけることができれば、他はそんなに難しくないような感じがします。
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Koba's Factory